タイマッサージ講座 - タイマッサージの心

タイマッサージの心

カテゴリ : 
タイマッサージの技術
執筆 : 
camel 2011-11-7 10:54
以前私が働いていた松下電器では、綱領信条七精神という、松下幸之助が定めた、仕事に対する心構えを毎朝唱和していた。内容は特に特別なことではなく、要約すれば「良心に基づいて、まじめに、人のために、日々努力しなさい」ということで、若い頃は何を当たり前のことを!と半ば形式的に参加していた。
社歌を歌うことや綱領信条七精神の唱和の真の狙いは実は別のところにあるとも言えるのだが、企業が何かを行うときの判断基準、倫理基準、そして、企業の存在意義であるので、ドラッカーも言っているように、企業にとって社是は必要不可欠なものである。中年以上の管理職は、年をとるほどに綱領信条七精神が仕事の拠り所になっていることを述懐するようになる。

そんな松下(現パナソニック)も円高には無力で、現在大変な苦境にある。このまま円高が数年続いたら、中国企業に買収されることも現実味を帯びてきた。一人一人が綱領信条七精神に基づいて考え行動するだけでは乗り切れない、難しい時代になってきたようだ。

さて、タイマッサージ。タイマッサージの世界にも守るべき心構えというものがある。

1.被施術者に対して慈悲の心を持ち、被施術者の見かけで応対を変えたりしない。
2.偉そうにすることなく、謙虚な心を持つ。間違っても、「治してやる!」というようなおごり高ぶった心は持たないこと。
3.被施術者の気配りに甘えて怠けたりしないこと。
4.絶えず細かい気配りをしなさい。
5.相手の幸せだけを考え、私利私欲をなくす。
6.自己の知識を見せびらかして、被施術者が信じてしまうような自慢をしない。
7.怠けない。手を抜かない。
8.公正公平にすること。えこひいきをしない。
9.運・不運、名誉・不名誉、賞賛・中傷、幸福・不幸、前進・後退等々を恐れず、すべてのものは自分の中に備わっていると信じて一心に施術にはげむこと。
10.邪心を持たないこと

これも、当たり前のことと思うかもしれない。しかし人間とは弱いもので、仕事をしていると、ついつい自分のエゴが出てきてしまうものだ。経験を積み、一生懸命勉強をして、自分の技術に自信がついてきた頃が一番危ない。そこで謙虚で優しい心を持ち続けることができるかどうかが、本当のタイマッサージの施術者になれるかどうかの分かれ目といえるかもしれない。
ピシット先生、ワンディ先生、その他どの有名な先生も、「最も重要なことは心だ」と口を揃える。心がなければ、いくら技術レベルが高くても、いくら経験を積んでいても、それはタイマッサージとは言えない
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